明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

先生のいたはずの場所に視線をやると…。

もう誰もいなかった。


やっぱり、ね。

そう思いながらそれでも先生のいた場所へと向かう。


あれ…?

視線を横にやると側溝のところに…なにか。
アタシは近づいて「それ」を拾う。

これ…。

さっき女の子たちが先生に渡していたプレゼントだ。

可愛い青いチェックの包装紙に金色のリボン。

どうしてこれがここに?

そんなに小さな包みでもないのに落としたとかってあり得ない。



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