明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
薄暗い部屋のせいか
俺がどこにいるのかわからないのか少し戸惑っているように思える。
でも
俺は知らん顔をしてパソコンに向かう。
さっさと用意したら出て行ってほしい。
「先生…」
彼女の再び俺を呼ぶ声に顔を上げた。
二度も呼ばれて無視するわけにもいかないからな…。
でも
俺は彼女の顔を確認しただけで何も言わなかった。
また彼女のほうも特別俺に
何か話したいことがあるとかそういうことでもなさそうだ。