明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

でもそれは俺自身の思い過ごしで。

そう、
彼女は俺の本当を知っているのかもしれない。

だから不安に思って近づきたくもないのだろう、
きっと。


どうしてこんなことに…。

俺は独りでもそれで十分だったんだ。


何もいらないと。

何も望まないと。

なのに。


どうして…。

日に日に彼女の存在が自分の中で大きくなってゆくのがわかる。


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