明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
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「どうしたんですか?
先生?」

赴任先の校長が声をかける。
この人も…うちの校長と同じ温和な人だ。


「急なことだったけれど先生が来てくれるということでとても助かりましたよ。
これからよろしくお願いしますね」

そう言って俺の肩をポンと叩いた。


「はい…、
こちらこそよろしくお願いします」

「じゃ、用事があるんであとは教頭先生、お願いします」

そう言って校長はその場を離れる。


俺は慌てて席を立ち上がり校長に頭を下げる。



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