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『じゃあ、朝ごはんにして、練習やろ!!ちゃんとやったら、最後は花火だよ~♪』

私はみんなに言った。

「良いね~!!」

夏美も賛同してくれたみたい。
「…花火ないけど買いに行くの~?」

真人が眠そうに返事をした。

『ああ、さっき冬樹と買ってきたんだ!!ねっ??』

冬樹の方をチラッと見ると

「あ~…おう。」

と曖昧に返事をした。

「いつ行ったの??」

真人が真顔で聞いてきた。

『それは…さっき、みんなが~…フガ!!!!』

冬樹が私の口を手で塞いできた。

「お腹空いたから、早く食べよ。」

笑いながら、
みんなに言った。

「あぁ…。」

真人は眠いのか、
小さな声で返事をした。

夏美と悠斗は

「早く食べよう。」

と急かしてきた。

(みんな、お腹空いてるんだな…。)

このとき…呑気に考えてたのは、私だけだと気づきませんでした。

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