修羅と荊の道を行け
「そうなの?じゃあおめかししないと」

はい?おめかし?

「何で?ですか?」

「特別な日なんだからジーパンじゃだめよ!みんなロッカーに行くわよ」

志水さんを筆頭にロッカールームに移動した。


そこで服を剥かれて、花柄のミニスカート。黒いキャミソールにロングカーディガンを重ねられた。
「歩きづらいです」

ヒールのある靴なんてはいたことがないから歩けない。

「慣れよ」

「あのこの服は?」

「通販で買ってみたけど、合わなかったの。咲耶ちゃん似合って良かったわ。あげるわ」

「良いんですか?」

「ええ。楽しませてもらっているもの。次はメイクよ」
< 106 / 432 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop