修羅と荊の道を行け
「…そんなことより、挨拶」
「あ、五百蔵美世花です」
「浪川千尋です、初めまして」
「お兄さんホストですか?」
明け透けなく聞いてくる美世花ちゃんはマイペースな咲耶、可愛くにぎやかな真央佳ちゃんとも違い彼女にはクールな実直イメージが湧いた。
「建築会社に勤めています」
「それは眞一郎に借りた服なの。いつもはシュッとした服着てるの。あ、ハルさんもう良いよ、後は私やるから。はい、三人とも座って」
咲耶は手際良く、あっと言う間に朝食が出来上がった。
「お姉ちゃん、学校まで送っててよ」
「ダメ。浪川くん送っていくから、美世花、いい加減免許取りに行きな、大学生なんだから免許とるなんて楽勝でしょ。社会人になったら時間なんてないよ」
「男が出来ただけでこんなに妹と邪険にするなんて、酷い人」
「ひどくて結構です!姉を顎で使う妹も酷いと思うよ。浪川くん、漬物食べる?」
「あ、五百蔵美世花です」
「浪川千尋です、初めまして」
「お兄さんホストですか?」
明け透けなく聞いてくる美世花ちゃんはマイペースな咲耶、可愛くにぎやかな真央佳ちゃんとも違い彼女にはクールな実直イメージが湧いた。
「建築会社に勤めています」
「それは眞一郎に借りた服なの。いつもはシュッとした服着てるの。あ、ハルさんもう良いよ、後は私やるから。はい、三人とも座って」
咲耶は手際良く、あっと言う間に朝食が出来上がった。
「お姉ちゃん、学校まで送っててよ」
「ダメ。浪川くん送っていくから、美世花、いい加減免許取りに行きな、大学生なんだから免許とるなんて楽勝でしょ。社会人になったら時間なんてないよ」
「男が出来ただけでこんなに妹と邪険にするなんて、酷い人」
「ひどくて結構です!姉を顎で使う妹も酷いと思うよ。浪川くん、漬物食べる?」