修羅と荊の道を行け

シャワーを浴びながら眞一郎との会話を思い出した。

浪川くんを好きなんだと思うと顔が熱くなってきて、思わずシャワーを水にした。

冷やさないと。

この年になって自分の感情に振り回されることになろうとは

でもこればっかりはね。

向こうはどう思ってるか分かんないし。

５才も年上の女なんて、親戚のお姉さんな感じだろうし。

たまたま誘う人がいないからご飯誘ってくれたんだろし。

変な期待しちゃダメだよ。

それにもう一個ものすごい問題があるし。

浪川くんとは良いお友達でいよう。