修羅と荊の道を行け
「心配してたのよ。咲耶が折角彼氏できたのに、ボディと踵落し決めて別れたらって」

「すいません…」

「彼氏さんもちょっとはやとちりさんだけど、咲耶には合ってるのかもしれないわね」

「あの、本題に」

さすがに、あの踵落しとボディの話しを繰り返されるのはきつい。

「そうね。ごめんね。そんな恋愛で可愛らしい咲耶にやってもらいたい仕事があるの」

そう言って一枚の企画書を見せられた。

内容は

「ケータイゲーム。恋愛シュミレーションですか?」

「そう。各社がケータイゲームに色々なゲームを出してるし、我社からもだそうって。これがうまくいけば、我社にも恋愛シュミレーションの部門を作ろうって社長も考えてる。狙いは、10代〜30代の女性。彼女たちが毎日でもサイトにアクセスしたいと思うゲームを作りたいの。それで攻略キャラのデザインを咲耶にお願いしたいの」
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