修羅と荊の道を行け
正直、今の私には興味がそそられる文面だった。

ゆっくりとページをめくって読みはじめた。

読みはじめて10分。頭がこんがらがりそうだ。何でそんなことをするの?とハテナマークが頭に浮かぶことばかり。

用語がよく分からないし、なぜそんなことをするのか分からない。

その中で、身体相性占いというものがあり、やってみようかなと思ったが、相手がいないと駄目だと気付く。

さすがに浪川くんに、これやろうよとは言えない。これ差し出した時点でかなりの淫乱女に思われそうだ。

必死に内容を覚えて、聞いて後で照らし合わせたら良いかなと、なんとか質問事項を暗記しようと何度も同じところを読み返す。


そんな時に、ケータイの電話の着歌が鳴り響く。

今は就業中ではないので、マナーは解除していた。突然の着信に驚きデスクの資料やケータイを落としてしまった。

慌ててケータイを見つけて通話を押した。
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