修羅と荊の道を行け
もう恥ずかしくて仕方ない。

白倉さん、恨みますよ。

「しゃべってないで仕事してよ。何しに帰ってきたの」

「そうだな」

岡崎が自分のデスクに座って作業を始めた。

「あんたの所から雑誌借りてるから」

「おう」

しばらくは無言で、パソコンを打つ音と私のペンを動かす音だけが響いている。

私はふとある疑問を思い立ち、岡崎に声をかけた。

「ねぇ岡崎。何で、女の子に口でさせたがるの?」

「あ?」

「だって、この雑誌に書いてる」

「お前、何読んでんだよ!」

「あったから。参考になるかと。それより何で口でさせんの?良いことあるの?」

書いてあるし、見たことあるけど、これをさせる理由が分からない。

「いや、なんて言うか…」

「だって、どの漫画やエロビにもさせてるシーンあるじゃん。何で?」

「女子高生よりも頭の固い話しをしやがって。つうか、AV見てるんのかよ」
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