修羅と荊の道を行け
「そんなに惚れてるなら告白すれば良いのに」

おばちゃんがやってる飲み屋で愚痴をこぼす。

おばちゃんは父親の妹で私の名付け親でもある。

父親はどうしても長男が欲しくて、せめて名前だけでも男の名前にしようと、『大和』と届けようとして、それをおばちゃんが身体を張って止めてくれた。

男みたいな名前だけど、一応日本の女の女神さまコノハナサクヤ姫からとって『咲耶』名付けられた。
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