修羅と荊の道を行け
お昼はパスタと決めて、ボンゴレを食べながら、ガールズトークに花を咲かせていると、氷樹先生のケータイがなった。

「はい、名塚くん?どうしたの?打ち合わせは明後日でしょ?え?お客?私に?今から?良いけど」

電話を切ってから

「ちょっとアートフロンティアに行っても良い?」

「うちの会社?どうしたの?」

「なんか私のお客が来てるんだって。家を教えるわけにはいかないからこっちに来てほしいって」

「良いよ」

私たちは食事を終わらせてから、会社に向かった。うちの会社はゲームだけではなく出版業務も行っている。氷樹先生はうちの看板作家でもある。
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