修羅と荊の道を行け
首を傾げながらも肩に触られた瞬間、寒気立ち、嫌な汗が背筋から落ちた。次の瞬間、足が動いて、彼氏を後ろの壁にたたき付けていた。

「オレに触んな!ホモ野郎!ぶっ飛ばすぞ」

ドンという音が部屋というか社内中に響いたようだった。

「もう…ぶっ飛ばされて…」

と気絶した。

「どうです?私の実力みていただけましたか?男性恐怖症なので触られた瞬間にあんな感じになりますが、プリンセスをお守りする自信はあります」

「よ、よろしくお願いします」

お姫様は私に黙ってついて来てくれる。

「氷樹ちゃん後はよろしく」

「はーい」


その後、お姫様に開発室の当たり障りのないところを見せて、グッズとかをあげて上機嫌で帰って行った。


氷樹先生の彼氏の仕事が終わった後に、仕事が早めに終わった浪川くんを捕まえて、ご飯に行った。
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