修羅と荊の道を行け
教えてもらったアドレスにメールを一通送った。
『7号。私は咲耶ちゃんにネックレス贈る予定だから変更しないでね。ハートとかは好きじゃないみたいだから気をつけて』
とすぐに返信があった。
「なんか怖いな」
いや。氷樹さんも咲耶のことを大事にしている気持ちは同じなんだ。好意は素直に受け入れよう。
そうか。ハートは苦手か。
オレが目をつけたのは、ティアラの形をした二連のリングだ。
きっと咲耶の細い指に似合うだろう。
だが案の定、クリスマスだというのに、仕事が終わったのは日を跨ぐ一時間前だった。
咲耶に電話をすると、会社にいるというので、会社まで車を走らせた。
会社の前に立っていた咲耶の前に車を止めると、急いで乗り込んで来た。
「早く出して!」
「は?」
「こっそり抜けてこようと思ったけど、白倉さんに見つかった。岡崎を白倉さんに投げつけて逃げて来た」
早くと急かす咲耶に頷いて、車を発進させた。
『7号。私は咲耶ちゃんにネックレス贈る予定だから変更しないでね。ハートとかは好きじゃないみたいだから気をつけて』
とすぐに返信があった。
「なんか怖いな」
いや。氷樹さんも咲耶のことを大事にしている気持ちは同じなんだ。好意は素直に受け入れよう。
そうか。ハートは苦手か。
オレが目をつけたのは、ティアラの形をした二連のリングだ。
きっと咲耶の細い指に似合うだろう。
だが案の定、クリスマスだというのに、仕事が終わったのは日を跨ぐ一時間前だった。
咲耶に電話をすると、会社にいるというので、会社まで車を走らせた。
会社の前に立っていた咲耶の前に車を止めると、急いで乗り込んで来た。
「早く出して!」
「は?」
「こっそり抜けてこようと思ったけど、白倉さんに見つかった。岡崎を白倉さんに投げつけて逃げて来た」
早くと急かす咲耶に頷いて、車を発進させた。