修羅と荊の道を行け
咲耶の会社に送ると、咲耶は
「送ってくれてありがとう。お仕事頑張ってね」
と可愛い顔で言ってくれた。これで頑張れると思った矢先、
社員用入口のパスワードを入力し自動ドアが開いた途端、
「志水!ロッカーの鍵返しやがれ!」
と受付に向かって走り、受付に飛び込んで行った。
泊まる予定などなかったから、咲耶は今もコスプレ姿だ。
相当恥ずかしいらしく、鍵を奪うと、エレベーターを待たずに、階段を走って行った。
その姿を見送って車を発進させた。5分ほど経つと、メールが送られてきた。
『金橋さんが退院したら赤ちゃん見に行こうね。贈り物もって』
その下に
『指輪大事にするから』
と書いてあった。本当に書きたい文はこっちだろうと勝手に解釈して、オレも同じ言葉を返信した。
「送ってくれてありがとう。お仕事頑張ってね」
と可愛い顔で言ってくれた。これで頑張れると思った矢先、
社員用入口のパスワードを入力し自動ドアが開いた途端、
「志水!ロッカーの鍵返しやがれ!」
と受付に向かって走り、受付に飛び込んで行った。
泊まる予定などなかったから、咲耶は今もコスプレ姿だ。
相当恥ずかしいらしく、鍵を奪うと、エレベーターを待たずに、階段を走って行った。
その姿を見送って車を発進させた。5分ほど経つと、メールが送られてきた。
『金橋さんが退院したら赤ちゃん見に行こうね。贈り物もって』
その下に
『指輪大事にするから』
と書いてあった。本当に書きたい文はこっちだろうと勝手に解釈して、オレも同じ言葉を返信した。