修羅と荊の道を行け
私は今の仕事に誇り持ってるし、当分この仕事を続けていくつもりだ。

妹達が継ぎたいと言えば、家督なんてノシをつけてくれてやるつもりでいる。

「頑固だねぇ、変な所だけそっくりな親子」

そうですね。

そんな時にケータイが鳴った。


「はい。先生?お久しぶりです。はい、外です」

先生と言っても学校の先生じゃなくて漫画家の帆鳥氷樹先生。

「はい、じゃあ今からでも。はい、失礼します」

飲みに行くことになった。

もう飲んでるけど

「じゃあおばちゃん行くね」

「気をつけるんだよ」

「うん」

こどもの様な注意を受ける。

カウンターにお金を置いて店を出ようとすると、

「その年下の彼氏、ちゃんと捕まえておくんだよ」

「彼氏じゃないし」
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