修羅と荊の道を行け
咲耶の家を出るまでに、振袖で仁王立ちした氷樹さんと一悶着あり、 異様に緊張している咲耶を乗せて旅館へ向かった。
「大晦日どうだった?」
「うん。お肉食べたよ。氷樹ちゃんと沙羅ちゃん来てくれて、楽しかった。沙羅ちゃんが父親の膝の上でずっとお肉ねだってて、食べる暇なかったのが面白かった」
「ひでぇ娘たちだな」
「浪川くんは?」
「兄貴と兄貴の家族が来て、昔以上にわけわかんないことになってた」
大晦日は、お袋の手間を考えて、焼肉が行われる。
ガキの頃は争奪戦になっていたが、大人になってからは冷戦みたいに静かに肉を狙う。
だがチビたちのお陰で、賑やかな大晦日になった。
「一番目の兄貴の3番目が今、4歳になったばかりで、どういうわけかオレに懐いて、背中にずっとくっついてたんだ」
「大晦日どうだった?」
「うん。お肉食べたよ。氷樹ちゃんと沙羅ちゃん来てくれて、楽しかった。沙羅ちゃんが父親の膝の上でずっとお肉ねだってて、食べる暇なかったのが面白かった」
「ひでぇ娘たちだな」
「浪川くんは?」
「兄貴と兄貴の家族が来て、昔以上にわけわかんないことになってた」
大晦日は、お袋の手間を考えて、焼肉が行われる。
ガキの頃は争奪戦になっていたが、大人になってからは冷戦みたいに静かに肉を狙う。
だがチビたちのお陰で、賑やかな大晦日になった。
「一番目の兄貴の3番目が今、4歳になったばかりで、どういうわけかオレに懐いて、背中にずっとくっついてたんだ」