修羅と荊の道を行け
渡辺さんは大丈夫大丈夫と言ってくれた。

「男は惚れた女がどんな格好してても興奮するものよ」

「そんなもんですか」

「そう。安心しなさい」

「ありがとうございます」

渡辺さんに言われるとなんか、頑張れる気がしてきた。

お風呂から出て、身体を拭いてパンツをはこうとして下着を入れた巾着袋を開いて、パンツを出そうと手を突っ込んだ。出てきたのは、木綿の四角いパンツではなく、テラテラした生地でレースがヒラヒラついた、白い紐パン。

あれ?なんで?出てくる時には確かに四角いパンツの選抜メンバーを入れたはずなのに。(はいてきてしまったのは、フラダンスだけど)

巾着をひっくり返して、みると、ピンクの短いスカートみたいなのがついたパンツ。

ブラジャーは選抜ブラジャーの紺色と肩が楽な青のチューブトップブラ。

上下お揃いで付けないのは、ポリシーです。
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