修羅と荊の道を行け
後は、一緒にメシ食いに行ったり、骨董品とかを見に回ったり、行ったりしたぐらいだ。

「友達か!何してんの!」

「言ったらそうなるから、お父さんと内緒にしようって」

言おうかなって思って、雪乃さんに相談もしたんだ。そしたら、いらないって言われて、むしろ黙ってて後で知った咲耶の恥ずかしがり具合を見てみたい気もしない?と言われて、誘惑に負けた。

可愛い咲耶は毎日見ても飽きないからだ。

「お父さんはオレの知らない咲耶を知ってる。だから、誘いを断れるわけない」

とあえて狙った言葉を使うと、咲耶が顔を真っ赤に染めた。そして、照れを隠すように視線をいろんな所に泳がせる。やっぱり可愛い。何か、目がウルウルしてるし。
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