修羅と荊の道を行け
お前、オレの顔好きだろ。って男臭い笑顔を浮かべた浪川くんはかっこ良すぎて思わず目を逸らした。

なんか目の毒になるくらいカッコイイ。

「顔だけじゃないよ。浪川くんは優しいし、ちゃんと私の話しを聞いてくれて、分かってくれる。エッチぃことしなくても繋がってる感じする」

「…」

浪川くんから返事もなにもない。エッチぃって所は余計だったかなと思って顔を上げると、浪川くんが顔を真っ赤にしてる。

どうしたの?熱ある?

「お前ってやつは…」

なんか目を手で覆って、上を向いた。

「天然ってこわっ」

そう言って次の瞬間、ガバッと抱き抱えられて布団に下ろされて浪川くんが覆い被さってきた。

なんか目がすっごいギラギラしてる。

「あのっ、浪川くん」

まだ心準備が、いや、出来てはいるんですけど、最後の勢いみたいなものがまだ出来てないというか
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