修羅と荊の道を行け
「すげぇ」

「でもそれ、ほとんど関係ない仕事についてるし、なんとも言えないね」

いや、彼女とか嫁さんとしたら最高っていうか、完璧だ。

しかも顔は可愛らしく、身体はなんかエロい。

咲耶、お前は最高の彼女だ。

そんな咲耶と一生を添い遂げるために、オレはドンドン外掘りを埋めて行こうと思います。

変な所で腰が引ける咲耶が引くる隙を与える前に、家まで安全運転で飛ばした。

「着いたぞ」

車を車庫に入れて、車を降りた。

咲耶はいそいそとお土産を用意して、着ていたコートを脱いだ。

そして窓ガラスを見ながら髪を整え、服装をチェックしている。

その姿がなんとも言えずに可愛いというか、いじらしい。

こんな女を気に入らない親なんているんだろうか?

「よし。い、行こう」

ちょっと、どもった咲耶を連れて、玄関を開けた。

「ただいま」

声をかけると、奥からドドドと音がした。

「お帰りなさい。あぁ、やっぱり、咲耶ちゃんだ」
< 379 / 432 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop