修羅と荊の道を行け
「絵になってたのよ。かっこよかったわ。中学は別の所に行くって聞いてショックだったのよ」
中学は実家から通うことになっていたから。
「でもようやくまた会えた」
浪川くんのお母さんに手をギュッと握られた。暖かかった。
「まさか、ちいちゃんの彼女になってくれてたなんて」
ちいちゃん。って呼ばれてるんだ。
「会えて嬉しい」
と言ってくれた。
「咲耶ちゃんがいてくれたからあの小学校は今でもイジメがあれば生徒で解決できる、心が強い生徒たちばかりなのよ」
「咲耶が6年の時に決めただろ。もしまたこんなイジメを目撃したら全校生徒で解決しようって。晒して、全員で解決しようって。良い事は良い。悪い事は悪いと言えないと駄目だって言っただろ。それがあの学校に今も残ってるんだ。お前マジですごいよ」
中学は実家から通うことになっていたから。
「でもようやくまた会えた」
浪川くんのお母さんに手をギュッと握られた。暖かかった。
「まさか、ちいちゃんの彼女になってくれてたなんて」
ちいちゃん。って呼ばれてるんだ。
「会えて嬉しい」
と言ってくれた。
「咲耶ちゃんがいてくれたからあの小学校は今でもイジメがあれば生徒で解決できる、心が強い生徒たちばかりなのよ」
「咲耶が6年の時に決めただろ。もしまたこんなイジメを目撃したら全校生徒で解決しようって。晒して、全員で解決しようって。良い事は良い。悪い事は悪いと言えないと駄目だって言っただろ。それがあの学校に今も残ってるんだ。お前マジですごいよ」