修羅と荊の道を行け
あの時の自分の行動が今に繋がっているとは思わなかった。

というか、大丈夫なのか?あれいわゆる公開処刑というか弾劾裁判だよ。でも、それが嫌だからイジメがないのか。んーどっちがこどもの為なんだろうか?

「さすがに咲耶みたいに拳に訴える奴はいないけどな」

そりゃあそうでしょうよ。

「咲耶ちゃん今日は泊まっていきなさいよ」

「はい?」

いきなりそんなことを言われて頭にハテナマークがぽぽぽんと浮かんで来た。

「母さん、何言ってんだ」

「まだお正月なんでしょ。良いじゃない。母さん咲耶ちゃんともっとお話ししたいのよ」

「えっと、お言葉は嬉しいのですが、明日から仕事でして」

「あら、もうお仕事なの!」

「自主的というか、これをやっておいたら、後々楽になるっていう仕事がありまして」

渡辺さんの仕事を早く終わらせてここ旅館での恩返しをしたいのが理由です。

それに年始はいろんな行事が続いている。
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