修羅と荊の道を行け
浪川くんがお風呂に入って手持ち無沙汰になると、万里くんがお酒を持ってきた。
「飲めるだろ?」
「嗜むくらいは」
「じゃあ部屋で飲もう」
浪川くんたちの部屋に移動して、小さなテーブルを挟んでお酒をついで、一口をつけた。
万里くんが持って来たのは麦焼酎で飲みやすい。
「美味しい」
「良かった。五百蔵はうちの弟とどこで知り合ったんだ?」
「職場だよ。うちの会社のリフォームを手掛けたのが、浪川…千尋くんの会社だったの」
「それで仲良くなったのか」
「それが最初は、ケンカをしまして、」
「ケンカっ?他の会社同士なのにか?」
万里くんが驚くのも無理はないと思います。
出会い頭から大喧嘩しました。浪川くんは、私を最初は、男だと思ったみたいで小競り合いみたいになった時に、胸を叩かれた。思わず掌底を食らわせてしまいました。
それがなんやかんやで、恋人になるのだから人生って分からないものですね。
「まぁ、いいか。あー、年が明ける前な、小学校の時からの付き合いがある奴らと飲んだんだ」
万里くんが言葉を切りながら話しす続ける。
「五百蔵の話しになったんだ」
どうして、別の中学に行った私の話しになったんだろうか?無言で考えていると
「みんな、五百蔵に会ってみたいって言ってたんだ。小学生であれだけ美人なんだから大人になったら凄いんだろうなって」
「すごい……?」
「変な意味じゃねぇぞ!普通に美人でモテてる的な方だからな……」
「美人じゃないし。それにモテないよ」
「ははっ、マンガみたいな返答だな。そんな五百蔵は知らないかも知れないけど、五百蔵は男子の中ですげえ人気あったんだ。今もあるけどな」
「飲めるだろ?」
「嗜むくらいは」
「じゃあ部屋で飲もう」
浪川くんたちの部屋に移動して、小さなテーブルを挟んでお酒をついで、一口をつけた。
万里くんが持って来たのは麦焼酎で飲みやすい。
「美味しい」
「良かった。五百蔵はうちの弟とどこで知り合ったんだ?」
「職場だよ。うちの会社のリフォームを手掛けたのが、浪川…千尋くんの会社だったの」
「それで仲良くなったのか」
「それが最初は、ケンカをしまして、」
「ケンカっ?他の会社同士なのにか?」
万里くんが驚くのも無理はないと思います。
出会い頭から大喧嘩しました。浪川くんは、私を最初は、男だと思ったみたいで小競り合いみたいになった時に、胸を叩かれた。思わず掌底を食らわせてしまいました。
それがなんやかんやで、恋人になるのだから人生って分からないものですね。
「まぁ、いいか。あー、年が明ける前な、小学校の時からの付き合いがある奴らと飲んだんだ」
万里くんが言葉を切りながら話しす続ける。
「五百蔵の話しになったんだ」
どうして、別の中学に行った私の話しになったんだろうか?無言で考えていると
「みんな、五百蔵に会ってみたいって言ってたんだ。小学生であれだけ美人なんだから大人になったら凄いんだろうなって」
「すごい……?」
「変な意味じゃねぇぞ!普通に美人でモテてる的な方だからな……」
「美人じゃないし。それにモテないよ」
「ははっ、マンガみたいな返答だな。そんな五百蔵は知らないかも知れないけど、五百蔵は男子の中ですげえ人気あったんだ。今もあるけどな」