修羅と荊の道を行け
「その子、意外と修羅場潜ってきたのかねぇ。28にしたら男のあしらいかたが上手いっていうか」


「そうなのか?」

「男のあしらいかたにも色々あるからね」

「お聞かせ願おうじゃねぇか」

女将にオレはせまった。

「変にあしらったら、逆に勢いづいてくる男もいるからね。好きな相手がいると言えば、自分の方がいい思いをさせると迫ってくるかもしれない」

確かに、知らない男の良さなんて知ったこっちゃないが、自分を知れば相手の男なんて忘れさせてやると思うだろ。
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