修羅と荊の道を行け
「あぁ良かった。じゃあ今度、その姪っ子を呼ぶからあんたからお説教してもらえる?」

あぁしてやるさ!

男の純情と勇気を踏みにじった女に説教してやる!

オレは一気に日本酒を飲み干した。

「じゃあ明後日、またここに来てね」



そしてその日が来た。

オレは仕事を終わらせてすぐに店に来た。

「あぁいらっしゃいよく来てくれたわ。あの子もすぐに来るわ」

「おう、先生の登場だ」

「白倉先輩!何でここに」

「明乃さんに呼び出された。こっちの先生も」

先輩の隣、一つ空けた席にブルネットの巻き毛の女が座っていた。

美人だ。咲耶と同い年ぐらいだろうか?

「始めまして。穂鳥氷樹です」

「穂鳥氷樹?漫画家の何で?」

そんな先生が何でこんな所に

「先生は作品の参考にしたいらしくてね」

なるほど。
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