修羅と荊の道を行け
「浪川くん…何で?」

「女将さんに呼ばれた。男を手前勝手に振った姪に説教してくれって、お前のことだったんだな」

咲耶は父親の妹だといいながらどうやってここを乗り切ろうかと考えているように見えた。

「咲耶、オレはお前が好きだ。この気持ちに変わりはない」

「だめだよ。私は…年上だし、おっぱいないし、処女だし」

「結構じゃねぇか。オレは年上好みだ。乳なんてオプションのようなもんだろ。惚れた処女なんてありがたいってもんだ」

「でも…」

歯切れの悪い咲耶に

「咲耶、オレじゃダメか?」

と尋ねると、咲耶は首を振った。

「ダメじゃないよ。全然」

「じゃあ良いじゃねぇか。オレはお前と一緒にいたいし、お前を幸せにしたい。浮気もしない、お前が怖いと思うことはしない、約束するからオレと付き合って欲しい」
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