SKY
家に帰って、私は窓から空を見た。青い青い、どこまでも続いていく空。


(あたしがもし鳥だったら、この空の果てまで、飛んでいけるのかな…)


そんなことを思わせるくらい、雲ひとつない快晴だったのだ。



翌日。私は千沙と一緒に登校した。わたしはずっと、今度こそ未来ちゃんに何と読むのか聞いてみようと思った。
その時、靴箱に見覚えのある影。


(未来ちゃんだ!!)


「ごめん千沙、先に行く。」


私は迷わず駆けだした。


「おはよう!!」

「お、おはよ・・・」


未来ちゃんは、いきなり話しかけられて驚いたようだった。


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