【短】愛しのハニー☆―Sweet Honey―
――――…




キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り響いた。



「よしっ」


私はカバンを持って、勢いよく教室を飛び出した。




「雅哉っ!」


私は雅哉を教室の廊下から呼んだ。




「お、小枝子ーっ!!」

雅哉は満面の笑みで私に手を降って、走ってきた。




「逢いたかったよぉ♪」

私は満面の笑みを浮かべた。




「俺も逢いたかった」


雅哉は私の頭を撫でた。



「うんっ」


雅哉は私の手を握ると、そのまま屋上へ向かった。




「ここにしよーっ」


私たちは日影に座って、お弁当を開いた。
< 21 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop