【短】愛しのハニー☆―Sweet Honey―
「雅哉カワイイ」


裕樹がボソッと呟いた。



「あ?」


カワイイ?……カワイイ?!




「小枝子がちゃんのキスで顔真っ赤になるとか、意外と照れ屋なんだな」

裕樹はそう言って、教室の中に入って行った。




「……俺は照れ屋じゃねーよ」


ただ、小枝子にキスされたことにびっくりしただけだし。




「雅哉ーっ!もうHR始まるぞっ!」


裕樹に呼ばれて、俺は急いで教室に入った。




「それにしても、小枝子ちゃんも大胆だよなぁ」

席に着くと、裕樹がニヤニヤしながらそう言った。




「……は?」
< 3 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop