○○*せつな*○○





俺はうれし泣きだと思ってた。




舞香が助かった。





舞香が生きてる。



「舞香が、話。あるみたい。」






そう言って、俺らを中へ入れてくれた。



「何かあったら、行ってね。外にいるから。」



「はい。」





バタンと小さな音とともに、閉められる扉。





俺と花は、舞香の寝るベッドの横の椅子に、腰かけた。




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