オタカノっ!
非日常を求めても日常は変わらない。
「つーじーやーまっ!」
「おはよ、咲樹」
朝、学校に行く道を歩いていると、後ろから咲樹が声をかけてきた。
咲樹は太陽のような笑顔を俺に見せる。
「あぁー、今あたしのこと好きって顔してたーっ!」
「え…あ…別にそんな顔してねぇし」
すると、咲樹は驚いた顔をする。
「辻、山が…ツンデレだと!?!?」
咲樹は、かなりでかい声で驚く。
周りにいた人達がチラッと俺らのほうを見た。
「え!?」
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