オタカノっ!



「で、辻山。
貴様は本当にツンデレなのか」



「しらねーよ、んなもん」




どさっ…



後ろから聞こえた、かばんか何かを落とす音。


後ろを振り向くと、クラスメイトの悠木がいた。



「おおおおお、お前…!」


「なんだよ」



「ツンデレってマジかよ…!!」



「なんで俺の周りはツンデレに反応する奴が多いんだよ」





「つ、辻山あ!!」


「なんだ!?」



大声を出す咲樹に、俺はつい体を反らせる。



「浮気は認めない!!!!」



「今の流れでどこに疑う余地があるんだよ!」





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