家政婦妻と自己中夫?!

嘘と父の望み


結局、その借金は私のパートでのお金も含めて返したが、一切悪びれる様子はなかった。





そして…離婚しようと決めた決定的瞬間がこのあとすぐに起きた。







『明後日までに、金を用意しないとやばい。』




突然言われた私は、何のことだかよくわからなかった。





『何が?』





『同僚が金を持ち逃げして、それを肩代わりしなくちゃならないんだ。』





『何であんたが肩代わりしなきゃなんないのよ!!』




さすがに声を荒げて、怒鳴りつけてしまった。






< 69 / 106 >

この作品をシェア

pagetop