家政婦妻と自己中夫?!
嘘と父の望み
結局、その借金は私のパートでのお金も含めて返したが、一切悪びれる様子はなかった。
そして…離婚しようと決めた決定的瞬間がこのあとすぐに起きた。
『明後日までに、金を用意しないとやばい。』
突然言われた私は、何のことだかよくわからなかった。
『何が?』
『同僚が金を持ち逃げして、それを肩代わりしなくちゃならないんだ。』
『何であんたが肩代わりしなきゃなんないのよ!!』
さすがに声を荒げて、怒鳴りつけてしまった。