グレデレラ
怒りを抑えながらカレン様について行くと案内されたのは食卓のようです。
ですが、ただの食卓ではなく、とても長ーーいテーブルが置かれていました。
これ…………
何人でご飯食べんの?
ここの家族って3人だよね?
まさか……
メイドと一緒に?
………な訳ないよね…………
「まさかメイドとご飯を食べるなんてお思いですの?」
「は?」
まさか考えていたことを言われると思わず、戸惑ってしまいました。
ですが、馬鹿にするように言ってきたカレン様にシンデレラは黙っていません。
「思っているわけないじゃないですかぁー。だってこーんな性格悪いお姉様とは誰も食べたがらないと思いますもの。」
カレン様にニコリと笑いながら言いました。