グレデレラ
そう言われてカレン様もお怒りになりました。
カレン様が口を開こうとした時
「こんなところで何をなさっているのかしら?」
声をする方へ見ると階段を降りてくる少女がいました。
淡いピンクのドレスに長い金髪の髪を耳の下で結んでいて、カレン様と似ていますが少し幼い佇まいです。
綺麗な子………
なんかお姉様と似てるけど…ちょっとだけ幼い?
まさか………妹!?
「あ!あなたもしかして……」
少女がシンデレラの存在に気付いたようです。
すぐ階段を降りてシンデレラの側まで駆け寄ってくると
戸惑うシンデレラに構うことなくシンデレラの手を握りました。
「あなたがシンデレラよね??私、カノンって言うの!あなたが来るのを楽しみにしていたわ。よろしくね?シンデレラ」
「え…ええ。こちらこそお世話になります。」