グレデレラ
「まぁ!なんて可愛いのかしら!!こんな子が妹になってくれるなんてとても嬉しい!!」
……あのぉ………
これは一体どーゆーこと?
カレンお姉様と真逆……………
いゃ
真逆過ぎでしょ!!
驚いて何も言えずにいるとカレン様がため息をついてカノン様に声をかけました。
「カノン、もうすぐで夕食の時間よ?早く席に着きなさい。」
「あ、そうですわね。シンデレラ、席は私の隣にしましょう?」
「…へ?え…えっとぉ………」
答えに困って、カレン様へ視線を向けると
「あなたの好きにどうぞ?」
鼻で笑って軽い返事で返ってきました。
…………こいつ………
適当に答えやがって!
シンデレラはカレン様ににっこりと笑いかけて
「それでは、カレンお姉様のおっしゃる通りに好きにさせて頂きます。カノン様、お隣よろしいですか?」
「ええ、もちろんよ!じゃあ席に着きましょうか」
そう言って手を引っ張るカノン様についていきました。