グレデレラ


―――――バタン


シンデレラはとりあえず部屋を出ることにしました。



廊下を歩いていると
メイド達が忙しく掃除をしているのがよく見られます。




毎日、こんな広いとこの掃除なんて大変だろうなぁ……


なんか
人手が足りなそうだし



シンデレラは他人事のように考えていました。




…………………ん?


ちょっと待って。


これって
暇潰しのチャンスじゃん!



人手が足りないんでしょ?


それなら
私もやっちゃえばいいじゃん!


うん、うん
そうと決まれば奥様に相談だ!




勝手に人手不足だと決めつけて話を進めてしまったのですが……


誰もシンデレラの考えている事を止めてくれる人なんていません。



シンデレラは軽い足取りで奥様の元へ向かっていきました。







< 65 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop