グレデレラ
―――――バタン
シンデレラはとりあえず部屋を出ることにしました。
廊下を歩いていると
メイド達が忙しく掃除をしているのがよく見られます。
毎日、こんな広いとこの掃除なんて大変だろうなぁ……
なんか
人手が足りなそうだし
シンデレラは他人事のように考えていました。
…………………ん?
ちょっと待って。
これって
暇潰しのチャンスじゃん!
人手が足りないんでしょ?
それなら
私もやっちゃえばいいじゃん!
うん、うん
そうと決まれば奥様に相談だ!
勝手に人手不足だと決めつけて話を進めてしまったのですが……
誰もシンデレラの考えている事を止めてくれる人なんていません。
シンデレラは軽い足取りで奥様の元へ向かっていきました。