グレデレラ



心配しているところがズレてるシンデレラをおいといて


ソラは
未だに様子が怪しいメイに追及を続けています。



「どの部屋、掃除したの?
私がちゃんと掃除したかチェックしてあげる」


「…え?………いゃ、いいよ。ちゃんと掃除したもん!だから大丈夫だって」


「そんなこと言わずに行くよ?早く案内して」



メイの手首を掴んで早く案内しろと要求するソラ。


手首を掴まれて
もう逃げられなくなったメイは
鬼のような形相のソラと手首を見比べました。


やや半泣きになっているメイ。



「シンデレラ様。私達は部屋のチェックがありますので、失礼いたします。」



「あ、うん。頑張ってね」



ソラは
丁寧にお辞儀をするとメイを引っ張って去って行きました。



「シ、シンデレラ様ー……」



メイが助けを求めるように
シンデレラを呼んでいましたが
手を振って見送りました。








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