恋×愛㊤


「サボりって簡単に言っちゃダメですよ?ちゃんと受けないと卒業できません」



そんなこたぁ分かってる。



でも、面倒なのは面倒だし。



「でも、今日は私も行きたくなかったんですよね」



「どうしてだ?」



「だって今日は出口先生が出張でいないんですもん」



頬を赤らめて、そういう宮本。



そんなに好きかね、先生が。



「なのでついていきます」



は?



「俺についてきてもなんもねぇぞ?」




「構いませんよ」



でもだな…



「でもさすがに制服だと目立つのでは?」



そうゆう問題じゃねぇだろう!!



「公園とかで時間つぶすから平気だ」



俺も何普通に返事してんだ!!


公園しか行くとこねぇし。



「では、早速行きましょう!」



満面の笑みを見せる宮本に釣られてつい笑ってしまった。




ってかお嬢様が学校サボっていいのか?



ここはエレベーター式じゃねぇぞ?



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