龍花
さっき親父と話していた事を今度はお母様に話した。
話していた内容は私の族“龍宮”の事。
「ん~、どうしましょう…」
あ、今の状況はね、
この頃、町で暴れるヤンキー等が増え始めた。
これまでは、別に正体を隠す理由がなかったから私が一つ一つ潰してたけど、
今は、私が暴れられない+正体を隠さないといけないから、ヤンキー等は暴れ放題。
で、私の正体隠す件を、どうにかしてくれないかって話。
「沙羅、アンタはどうしたい?」
ん~どうしたい?って聞かれてもな…
正直言って、
「どうでもいい。
だって、こういう事はのはお母様が決めることじゃん」
どうせ1年だけなんだからさ
「族って事ばれずに潰して来いって言うんだったらその通りやる。
ばらせって言うんだったらばらす。
まぁ、私としてはどうせ1年だからどうでもいいね」
そう言って私は部屋を出た。
そして鼻歌を歌いながら自分の部屋に向かっていた。
「どうでもいい…か…
でも沙羅これは、これからのアンタに関わる事なのよ…」
そうお母様が呟いていた事も知らずに…