龍花

…着いた。


コンコンッ


「失礼致します。

ただいま戻りました。」

「あぁ、おかえり。

あ、龍じゃないか!!

沙羅、龍にあの事言ったのか??」

あ…

「忘れてた…」

あーもう、色々ありすぎていうの忘れてたじゃん!!!!!

「そうか、じゃ、今から言うよ。

って、そこの子達は??」

あ、こっちの事も忘れてた…

アハハハハハ…

「こちらの方々は雷夜の総長の蓮と幹部の那緒です。」

「蓮??

ま、まさか君水城蓮か??」

ん?

「え、えぇ、そうですけど…??

どうかしましたか??」

「い、いや…

そ、それでなんだ??」

「え、えぇ…

そして…

龍紀がその副総長だそうです。」

ふ、言ってやった♪

絶対親父怒るぞ♪

「…なんだって???

龍、お前、それ本当なのか????」

ほらね??

「…っ」

「お前…自分のした事がどれだけやばい事か分かってるよな??」

あらら…ヤバイ…マジギレしてる…

「沙羅にとって、それがどんなに辛いことか分かってやってンのか手前!!!!」

「すみま「親父、それ以上はいい。
あれは、私がいけなかったんだ。」

そう、私がいけなかったんだ。

「…っ!!
沙羅お前、記憶が…!!!」

「いや、戻ってない。

でも、これだけは分かる…

あれは、私がいけなかったんだ。」

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