紅龍 ―2―








「遊んでも、喧嘩しても、寝てたっていい。」







そう。何をしてもいい。









「覚悟が決まるなら。」









覚悟が決まるなら何をしてもいい。







皆は唖然としてる。








喧嘩の前日に遊べと言う奴が何処にいる。








でも、でもそれは、皆を信じているから。











「……明日の集合は朝の6時。私は紅龍7代目総長として、紅花としてここに立つ。だから覚悟のある奴は来て。……待ってる。」










皆を信じてる―…。








だから私は明日、7代目総長として立つ。












それから十分もすれば倉庫は空となった。











< 117 / 308 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop