紅龍 ―2―
「俺はお前と話したい。」
国分と冷静に話す恭平。
てか、何その俺はお前と話したい発言。
恭平って国分と話したかったの?
なら言ってくれればいいのに。
私は望んで国分なんかと話さないし。
だって疲れるもん。
「何が話したいだ?」
「はっ?色々。」
「誰だお前。」
「いや、だから恭平?」
「なんで疑問文なんだよ。」
隣でワイワイ言ってる恭平達。
私は「話し聞いといてね。私は時間がないから―…」と恭平の耳元で言って部屋に戻った。