紅龍 ―2―
*
もうすぐ倉庫に着くと言うとこでふと意識を戻す。
『覚悟のない奴は明日こなくていいよ。』
仲間に向かって言った言葉が頭を駆けた。
あの時は皆の覚悟が知りたくて言ったけど―…。
今思えば間違った選択だったかもしれない。
もし半分も来ていなかったとしたらどうする。
そんな事はないと思うけど―…。
車から見える景色が見慣れたものになる。
その中から無意識だけど仲間の姿を探した。
倉庫に向かう覚悟のある仲間を。
でもそんな人なんて1人も見えない。
私から小さなため息が零れた。
もうすぐ倉庫に着くと言うとこでふと意識を戻す。
『覚悟のない奴は明日こなくていいよ。』
仲間に向かって言った言葉が頭を駆けた。
あの時は皆の覚悟が知りたくて言ったけど―…。
今思えば間違った選択だったかもしれない。
もし半分も来ていなかったとしたらどうする。
そんな事はないと思うけど―…。
車から見える景色が見慣れたものになる。
その中から無意識だけど仲間の姿を探した。
倉庫に向かう覚悟のある仲間を。
でもそんな人なんて1人も見えない。
私から小さなため息が零れた。