紅龍 ―2―
でも、それも時間の問題で―…。
時間がたつに連れこちら側に疲れが出てきたんだ。
しかし闇夢側と言えば流石本職、もう30分以上立っているというのに疲れが見えなかった。
押されている。
見ただけで分かることだった。
…―でも私と隼人は笑っていた。
良くここまで持ってくれたと。
実際私たちにはまだ駒が残っている。
残ってもらっていた龍と青虎幹部。
私と隼人、そして結真と紅龍幹部。
ねぇ?国分。
私たち―…強いよ?
ゆっくりと足を一歩前に出す。