紅龍 ―2―
「ランは!?」
ランが倒れたままだ。
俺は隼人に怒鳴る。
「ランを連れていかないと!!」
怒鳴る俺に隼人は「これは計画だ。」といって離せと言う手を離してはくれなかった。
俺は小さくなるランの姿から目を離せない。
ただ自分の力の無さが嫌だった。
外にでると沢山の赤。
「警察―…?」
そういうと隼人あぁ、とだけいって一人の刑事のもとに行った。
…―もしかして俺等捕まんの?
そんな考えを持ってももう遅かった。