紅龍 ―2―




「やっぱこの時期は寒いな…。」












数分歩いて着いたのは海。








潮風が肌寒く俺は身を寄せた。









海は好きだ。










自分が凄く小さな存在だと思える。








海は大きい。







そんな気持ちにさせる夜明けの海はとても綺麗だった。










あの人の瞳のように澄み切った青。











俺はどうすればいい―…?









智さん―…








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