紅龍 ―2―
「………―っ!!もう!!何言ってんの蘭ちゃん。」
私の素直すぎる言葉に顔を赤くする京花。
それを見て私は本当にこんな可愛い子と姉妹なのかと本気で悩んでしまった。
「お母さんがこいって言ってたから行くよ!!!」
しかし、そう言って私の腕を引っ張る力は流石で安心した。
とまぁ、京花に引っ張られて連れていかれたのは無駄に広い畳の部屋。
その中にはこれまた無駄に長いテーブルが置かれていて。
とにかくこの部屋には無駄なものが多いと思った。